EnoTaka

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法のEnoTakaのレビュー・感想・評価

4.3
なかなか良かった。今のところ今年1番かもしれない。なぜこれがアカデミー賞で助演男優賞しかノミネートされなかったのかがすごく不思議。もっと評価されるべき作品であると感じた。日本でもごくわずかの映画館でしか上映してないし、注目度はかなり低い。まさに隠れた傑作。この映画を見るまではフロリダと言えばディズニーワールドのイメージしかなくて、すぐ近くにモーテルがあってそこに貧しい人々が住み着いているとは知らなかった。基本的にストーリーは貧しい生活を送る子どもたちと母親をただひたすらに描いた作品。しかしそれはアメリカの社会や労働環境の一面を映し出していて、メッセージ性があって考えさせられる。この作品からは何か心を打たれる強いパワーを感じた。ラストは感動とはまたちょっと違う、言葉では言い表せない感情になった。あのラストは自分はすごく好きだった。映像は色鮮やかで美しく、カメラワークも素晴らしかった。青い空と白い雲、子どもたちの背景にある景色がすごく印象的だった。また、子どもの視点の位置で映画を撮るのはすごく斬新。素晴らしい作品だった。