じゅんP

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法のじゅんPのレビュー・感想・評価

1.8
ヘイリーの人間性は、貧困や取り巻く環境とは無関係なパーソナリティにしか見えなくて、それはこの映画の視点が雑な記号的区分に走ることなくちゃんと個を見つめているからに他ならないんだけど、だからこそじゃあどう見ればいいの?ってところが結果的に薄まってしまっていた。

最後のマジックも、ヘイリー目線とムーニー目線をうまく使い分けて話を進めてきたことでどうしようもなく迎えた結末には見えないので、その残酷さがブレている。

もっともそれ以前に、子どもに注ぐ愛情の定義も根本的に相容れなくて、着眼点に思考が追いついていない感じがしました。

ウィレム・デフォーが舵を取っていることで何とか引き締まって見えたけど…。