「プロジェクト」…貧困層の為の共同住宅地。調べてみると犯罪歴などがあるとそこにすら住むことが出来ないらしい。
そんな事情があってフロリダのディズニーのはずれにあるモーテルに月1000ドルで入居している主人公。
麻薬のやり取りがされていたり、車で人が跳ねられる様を嬉々として眺める入居者達がいて、時には子供達が遊んでいる所に不審者が近づいてきたり。。。
ここまで聞くと暗い映画の様だけど、鮮やかな色彩や、カメラワークも低く、明るい子供の目線で進行するストーリーが明るい映画に見せている。実際、笑えるシーンは他の作品の比にならない程多い
色々と問題はありつつも、娘にはなんとかそれを感じさせまいと明るく振る舞い必死に生きる母親。それを理解して厳しく取り締まりつつも最後の手段は決して取らない支配人。
アメリカの格差社会を描く上で表現したかったメッセージを、やり場のない空虚感に感じました。