子供たちにとっては毎日が楽しい。アイスを食べたり、ツバ吐き大会をしたり、廃墟の中を探検したり、やりたい放題の毎日。しかし、大人にとって毎日はキツい。その日暮らしの貧しい生活の繰り返しである。ある日、事件が起こってしまい、大人と子供は現実という魔物に飲み込まれていく。
すんごい映画だった。
だんだんと暗い雰囲気になっていく感じが印象的だった。最初はねずみの国の近くのカラフルな街に暮らす可愛い子供たちがワイワイはっちゃけるのを映していたけど、話が進むにつれて画が暗い感じになっていき、大人たちの罵声が響きわたる
現実を映していたのが痛かった。
現実が影を落としていっても明るくキャッキャしてるムーニーちゃんがめっちゃぐっときた。
終盤の泣き顔は鳥肌ものだった。
ラストがすごい。
あれは人によって受け止め方が違うと思った。自分でも何て言ったらいいか分からないけど、あのラストシーンは一生残るものだと思う。