誰もが憧れる夢の国フロリダ。
そこにあるディズニーワールドの隣の安モーテルに住むヘンリーとムーニーのお話。
その実態は貧困層の生活難民の溜まり場だった。
あまりにも彩度の高い街並みとムーニーたちの元気な笑顔が強くて気づかなかったけど、
そこにはしっかり社会の闇があって、ラストは遣る瀬無い気持ちでいっぱいになった。
だけど不幸せではなくて、夢と希望が詰まった毎日を過ごしていたはずで、
でもそれは世間から見たら異常な日常だったのかも。
なにが正しいのか、なにが子供のためなのか。
自由奔放で笑いの絶えない子どもたちの幸せな日常を社会はいつまでも許してはくれない。
夢から覚めなければいけないけど、いつまでも夢の国に居たい。そんな切ない映画でした。
