非常に軽く、フラットに社会の隅々で生きる人々を描き出していく。
パステルカラーの映像、建物、人物の構図、街灯のショット、洋服の色彩、髪の毛までありとあらゆる色物が美しく、計算されて作られてるの感服した。
綺麗な写真を切り取ってるかのように、文字通り画になる映画だった。
その、非日常感とまでも思える色彩の中に、日常の塊である子どもたちが存在することで上手い塩梅でフラットに観ることが出来た。
『フロリダプロジェクト』の「プロジェクト」って貧しい人用の公営団地みたいなモノのことを指すのか!
知らなかった。
ウィレム・デフォーの安心感と頼れる感じ素敵だった。
子どもたちが無邪気にはしゃぐ姿、微笑ましいし、その好奇心さには恐ろしくもなった。
演出すごいな! 自然を超えてる
1人でお風呂入るとこ、切なかった…
あんなに大音量で音楽流す訳。
ムーニーちゃんのラストの感情の溢れ方には感動したし、子どもなりに理解した希望も絶望も含まれてて大人が介入することの出来ない無力感を感じた。