フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法2017年製作の映画)

The Florida Project

上映日:2018年05月12日

製作国:

上映時間:112分

3.8

あらすじ

「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」に投稿された感想・評価

ゆう

ゆうの感想・評価

3.5
貧困といった苦しさの中で暮らす大人の姿と、そんなことは知らずに無邪気にすごす子供の姿。

舞台はモーテル。どうやらフロリダ州ディズニーワールドの真横らしいのだが、最後になって気づいた。

そのためか、なんだかエンディングが微妙だった。

愛情たっぷりの親子関係や見守るモーテル管理人ボビーのあたたかさは見ていて気持ちよかった。
Mi

Miの感想・評価

3.0
2019.2

夢の国のすぐ側にある貧困

カラフルな色彩は子ども目線を象徴したかのよう
ー感想ー
見事な社会風刺、心が痛みます。でもこの作品の最大の良さはそこではく、一貫して世界が子供視点で描かれいる点ではないでしょうか。舞台はディズニーワールドから1番近くて1番遠い貧困者のコミュニティーとなったモーテル。そんな悲惨な状況を何も知らない無垢な子供を見てるとなんだか観てる私も楽観的に観てしまいそうになりますが、この現実は目を逸らすわけにはいけません。これからディズニーに行くたびにこの作品を思い出してしまいそうです。ラストシーンは少し強引でしたが、監督の強いメッセージを感じました。




ー考察ー
The Florida Projectとはディズニーワールドでフロリダをテーマパーク化しようとする政策のこと(多分)。
この作品ではそのprojectで完全に隠れてしまった半ホームレスとも呼べる人々の生活を描いています。なぜ貧困な彼らが割高なモーテルに定住しているのか。それは安定した収入が無いからだと考えられます。「ん?逆じゃない?」と耳を疑いますよね。貧乏すぎるがゆえに定住できる住まいがなく、その場しのぎでモーテルに泊まるしかないのです。じゃあ働き場所探せばいいじゃないと思うかもしれませんが、職を持ちながらもモーテルに住む家族の姿もそこにあるのです。おそらく最低賃金以下の給与で働いてるのでしょう。
ディズニーワールドに手を回した結果、放置された貧困層。この作品をきっかけに、また新しいFlorida Projectが提唱されることを願います。
rage30

rage30の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

「隠れホームレス」と呼ばれる人達の日常を子供の視点から、しかも、カラフルでポップな世界観で描いたところが斬新な作品でした。

出てくる子供達は、生意気で、不潔で、憎々しい程に太々しい。
厳しい環境でも楽しんで生きる姿勢にはタフさを感じるものの、正直、あまり可愛いとは思わなかったかな。笑
でも、子供を大人にとって都合の良い存在として描かないところが、リアルだな~と思ったし、「此の親にして此の子あり」といった感じで、親の性格を子供がトレースしてるのも面白かったです。

母親のヘイリーは子供目線になって一緒に遊んだりもするから、子供に懐かれるのは、すごくよく分かる。
でも、それは逆説的に、彼女の幼稚性や責任感のなさを表してもいて、彼女自身もまだ子供なんですよね。
ムーニーの生活や安全よりも、自分の感情を優先させてしまい、ムーニーを危険に晒してしまう事が多々あり…。
やっぱり親になる以上は努力して大人になる必要があるんだなと思いました。

映画の後半、親子は離れ離れにさせられます。
あれだけ見ると、「福祉の人間は酷い!」と思いがちですが、ヘイリーが今後も安定して子供の面倒を見続けられるとは思えません。
そして、親がネグレクトを起こすとどうなるか…というのは、是枝監督の『誰も知らない』を見れば分かると思うので、興味があれば見てみて下さい。

ヘイリーは褒められた親ではないし、ムーニーも憎たらしいガキです。
でも、彼らの事が嫌いか?と問われると、決してそうではありません。
ヘイリーはヘイリーなりに、ムーニーとの生活を守ろうとしていたし、ムーニーもムーニーなりに、厳しい現実に負けない様に生きてきた。
本作は貧困だからと言って、彼女達の闇だけを描くのではなく、光も描いている…だからこそ、彼女達の心に寄り添う事が出来るのでしょう。

ラストに用意された展開。
個人的には『ラ・ラ・ランド』に近いフィーリングを抱きました。
現実は違うかもしれないけど、せめて夢の中では、映画の中では…という願いの具現化。
それと同時に、あれはムーニー達の掛け替えのない日々を象徴していたのかもしれません。
テーマパークの外側であろうが、内側であろうが、彼女達の思い出や友情の輝きが変わる事はないのです。
3ca

3caの感想・評価

1.8
淡々としてるし展開に大きな波があるわけでもない。納得もあんまりできるラストだと思えなかった。よくわからん…
でも理解できないのは、自分が平々凡々と育ててもらってきたからなんだろうな
Takana

Takanaの感想・評価

3.6
色がめちゃめちゃかわいい。
安っぽい感じも良い。

やっぱ浦安的な感じなのだろうか、
暮らしてる人々には夢があんまりないのがまた良かったな。笑

この映画の救われるところは、
きちんとムーニーが愛されてるところ。
状況は決して良くないし、
展開もあるあるだと思うけど
破天荒なお母さんでもちゃんと愛してるのが伝わってきて、なおかつある意味大らかで私は結構あったかい家庭だと感じました。(すごく偏った目線)何ならディズニーの近くっていうのがまた、お母さんの配慮かなぁ、夢の国とのコントラストが物語を引き立てるんだよね。


全体的に目線が低めなのとカラフルなのと現実のエグさをごまかしてくれてる感じはあるしそれがこの映画の良いところ。
実際は残酷で、母親だって好きでそうしてるわけではないんだと思う…が、天真爛漫に生きてそういう結論に至ったのでしょうねー。環境的には子育てはやっぱ難しいと思う。

実際家庭局が心配してたような
ムーニーが危ない目にあったりすることはなかったけど、ムーニーの心の中はイマイチ最後に少し出てくるくらいであんまり分からなかったですね、すごく強い子なのかも。本当はすごく嫌な思いだってしてるかもとか色々考えました。
ジャンシーが最高だった。
みんなが幸せになって欲しいってなんとなく思うような映画でした。
雇われ管理人のウィレム・デフォーがかっこよかったですね。渋い。アメリカ社会の深刻な問題を6歳の女の子目線から描いているので、色彩豊かでカメラもローアングルです。深刻な問題についても母親や周りの大人が話している状況でこちらが推察するわけです。それにしても問題の根底にあるのは母親のように思えます。仕事にあぶれて大変なのは気の毒ですが、子どもの前で汚い言葉やタバコはいけませんよ。同い年の娘を持つ身にはなかなか共感できないところがあります。イライラ募るのはわかるんですがね。母親が楽しいときは子どもも楽しんでるのをみるとなおさら思いました。
Masumi

Masumiの感想・評価

3.8
公開時からずっと気になってた作品、観れてよかった。貧しい生活も全てキラキラ・切なく気になるラスト。独特の色彩も好みです。
ウィレムデフォーの存在感も素晴らしかった。
たなち

たなちの感想・評価

4.3
ワッフル
結局全ては環境だよね。貧乏な親子が精一杯自分の中のインナーチャイルドを大事にしながら現実を生きる様子が活き活きと描かれていた。でも現実の力は恐ろしくて最後のシーンで2人が感情を爆発させて行く流れとかめっちゃ好きだった。最後は夢の国に行っちゃうのがよくわかんないけどめちゃくちゃ綺麗なモーテルと人々のファッションの感じすごい好きだった
途中のタオルの女の人が「どうということもない」とヘイリーに声をかけて抱きしめたところで、あ、そういえばどうということもないんだ、つらいとか貧しいとかそういう何かの理由もなく、ただ花火だとか虹だとか魔法の国だとかでワーってなる。結局人生そんなもんかもしれないなと思ってしまった。