さわら

劇場版 アイドルキャノンボール2017のさわらのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

タッグプレーということもあり、畑は違えど“師弟モノ”として観れる、バク山・岩淵コンビは良かった。「仕事として割り切る」という言葉は、多くの茨の道を超えてきたひとだから重みがちがう。少し泣きそうになる。

見所はそれだけ。
岩淵さんは終始ぎらぎらしてたけど、最終的にはキャノンボールの轍を踏むに留まり、キャノンボールのその先が観れなかったのがつまらない(岩淵さんなりのキャノンボールが観たい!)。単なるキャノンボールイズム(?)の継承者にすぎなかったのは残念だ。
それ以上に結局、途中からアイドルなんかどうでもよく素人相手に盛り上がってるところは致命的では?「横浜キャノンボール」はあまりに蛇足。心底がっかりした。アイドル映画にもゲテモノ映画にもなりきれず。まだBiSキャノのほうが見どころが多かった。

アイドル系列のハマジムドキュメンタリーの墓標にふさわしい作品だ。スペースシャワーが絡むとロクなことがないはよくわかったことだろう。
だからこそ「テレクラキャノンボール2020」はだいぶ期待できるのではと個人的には思ってる。もちろんハマジムノンフィクションで。