切ない、、
そこにカメラがあることを意識させないとても自然な佇まいなドキュメンタリー。
淡い光を帯びた映像は美しい。
母親が出て行った家で自閉症の弟としっかりしてない父親の面倒を見る長女オラ。
弟の洗礼式に訪れる一家団欒のつかの間の幸せ。その時の彼女の笑顔は本当に幸せそう。
不幸すぎる日常と対比してその笑顔が忘れられない。
美しい映像と裏腹に自分ではどうしようもない環境にいる人たちの存在に監督はフォーカスした。
つかみかけた幸せが指の間からするりとこぼれ落ちてしまうのを目撃してしまった感じ。
タイトルが祝福とは。
切なすぎる。