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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリスのonoyameのレビュー・感想・評価

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図書館とは何か。地域にとって、市民にとって、そして図書にとって、図書館とはどうあるべきか。

本作では物事の本質を考える、ということが特に印象に残った。正直あまりにもレベルの高い議論をしているので思わず頭がクラクラしてしまうほどだが、しっかり受け止めなければと3時間越えを耐えた。

ニューヨーク公共図書館は様々な取り組みを行なっているが、特に素晴らしいのはどんな取り組みに対しても先を見据える姿があることだ。
どのような社会を見据えるか、ということを考えた上で図書館のあり方や振る舞いを思考していく。
目先の目標を達成するのではない。ある目標を達成するということはどのような影響があり、どのような意味を持つのか。
社会における図書館の立場に関して常に考えているからこそ、どんな取り組みであってもその意味を考えることができるのだと思う。
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