鰯

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリスの鰯のレビュー・感想・評価

4.0
図書館って何だっけ??

初フレデリック・ワイズマン。205分
解説や撮り手の介入が全くないドキュメンタリーは初めて観ました。

正直運動のない前半(の後半)あたりはうとうとしました。言い訳じゃないですけど、劇中にも講演や演奏を聞きながら目を瞑っている人、結構いるんですよね。その人たち観てたら、私も少しは目瞑ってていいかなあみたいな気持ちに

とはいえこの長さでも飽きることなく観続けられたのは編集の妙かと。「この話、どうなるのかなあ」と思って身を乗り出し始めると、次の話題に。マイルズ・ホッジスの話とか、読書会の様子とか、もっと観たかったのに!というところでちょうど終わるのが、知的好奇心をくすぐられるようで心地よい。これ多分各テーマを満足いくまで描いたら10時間くらいになりそうな情報量なんですよね。そのあたりのバランスがさすがといったところでしょうか。

情報過多と思いつつも、研究者やティーン、ホームレスなどあらゆる訪問者に対応するために奮闘する人々を描くにはこれだけ幅広く取り上げないといけないのだろうなあと思います。
知的欲求を満たすために図書館は何をどこまでできるのか、やるべきなのか。自然と頭を使ってみることができる1本だと思います