昨日「君の名前で僕を呼んで」を観て、北イタリアへ行きたいと思ったのですが、先週観たこの作品で既にポルトガルへ行くことになっていました、笑。
ポルトガル北部の港町ポルト。
家族と離れて暮らす米国人ジェイクと仏人留学生マティは、以前一夜を共にした関係だった。
時を経て、考古学発掘現場で再会した二人は、再び情熱的な夜を過ごすが…
ストーリーは、ジェイクの物語、マティの物語、そして二人の再会を中心とした3部構成で展開します。
途中でフィルム🎞のサイズが変わり、それに伴い画面の質感も変化します。
主人公二人の心情の推移を表しているのだろうか?
港町ポルトの風景がとても叙情的で美しい。
ジム・ジャームッシュ製作総指揮ということだが、やはり雰囲気がありますね。
ブルーを基調とする夜景や、ビビッドな赤いパラソルの色鮮やかさなどは印象に残ります。
全体的な雰囲気として、美しい映像に後からストーリーを加えたような感じがします。
いつか訪れたいと思う街になりました。
また、二人が愛を交わす場面も全然いやらしくなく綺麗に撮られていました。
ハリウッドのように華やかさはなく地味ですが、ジワーッと心にしみてくる作品です。
これはなかなかの佳作だと思います。
※主演のアントン・イェルチンは交通事故で亡くなられていたことを知りませんでした。
良い役者さんを亡くし残念なことです。合掌。