Bitdemonz

人間機械のBitdemonzのレビュー・感想・評価

人間機械(2016年製作の映画)
3.8
タイトル(原題:MACHINES)の謳う通り、繊維工場の機械たちと同様の目線で淡々と労働者を映し出すドキュメンタリー。

時折インタビューも挟み、過酷な現実への問題提起も促してはいるが、時に美しく「映える」奇跡的な瞬間の数々と非常に良く録れている音響が作品の芸術性を高めている事は間違いない。

「働かざる者食うべからず」とは言ったものだが、その言葉の意味や本質と大量消費社会のサイクルにある虚無について考えさせられることで、生きる意味を求めたくなるが、とりあえず働かなきゃ食えない現実は何も変わらないので、明日も仕事行きます。
Bitdemonz

Bitdemonz