フォロワーさんたちに背中を押されて挑んだ215分。
本当にあっという間だった。
前半はともに泣き、後半は怒り落胆した。
そして全体的に爆笑ポイントありw
やはり原一男という男が撮る「人間」は最高に面白い。
アスベスト国賠訴訟という、訴える相手が「人間」ではない問題を、「人間」をフルに使って訴えてくる手法にまんまとやられた。
「ゆきゆきて」のときも感じたが、画作りのために監督が煽っている部分は相当あるだろう。
一歩間違えれば当事者に不愉快さを与えてしまいかねない。
でもドキュメンタリーはより多くの人に観てもらわなければ意味はない。つまりは面白くなくてはならないのだ。彼らの内奥から迸った怒り、たったひとつの「敗訴」の現実とモヤモヤを国民が共有するためにも。