このレビューはネタバレを含みます
知多半島映画祭で知多半島出身の監督が自らご紹介されていた作品。
気になっていたので観れて良かったです。
評価は「悪くないんだけど、僕が見たかったものとは悪い意味で違った」です。
監督が元理学療法士ということで余計に期待し過ぎてしまったようです。
もっともっと理学療法士ならではのエピソードが見たかった
ということと、
もっと多くのケース(人や症例)を扱ったらよかった
ということ。
理学療法士とはどういう仕事で
どういう所が苦労する所なのか
どういう所が喜びなのか
医者や看護師と何が違うのか
その辺りが少しは描かれていましたが
もっとそこを丁寧にやってほしかった。
一度見た限りですが、よく見てきた医者や看護師を主人公にしたドラマ・映画と同じことやってるだけじゃないか。
なんで理学療法士を主人公にしたんだって思っちゃいました。
医者ではない・看護師でもない。
だから出来ること、
だから出来ないことがある
その葛藤みたいなものはもっと見たかったです。
扱う事例も子供とスポーツ選手の2つとやはり少ない。(父親については理学療法士とは直接関係ない)
もっと上手く料理すれば面白いモノ
一風変わった医療現場モノ
になったと思うだけに残念です。
とはいえ、病院モノとか生死を扱うモノが好きな人はそれなりに満足されると思います。
症例を絞った分、時間掛けてますので、そのあたりは満足できるかと。
(時間の掛け方や見せる順番にも改善点があると思ってますが)