あじぽん

栞のあじぽんのレビュー・感想・評価

(2017年製作の映画)
3.8

映画館で見れず、レンタル化してやっと見れた作品。

常に「心が痛い」と感じる作品だった。
お父さんもそうだけど、個人的に藤村さんは本当に辛かった。いつも明るく、二度と歩けなくても懸命に生きようとしていたはずなのに。
なんで…?と思ったが、心の中では耐え難い思いを抱えていたからこそ、「いつも明るく、前向き」にしていたのかなと痛感した。

雅哉の祖父母のお家が藤村さんの実家の近くだと言った時に「先生、そういうのはもっと早く言ってよ」と笑いながら言った顔が何とも悲しかった。

三浦貴大の無気力、虚無感、どこかうつろな雰囲気。でも、心の優しい人だって分かる演技が素晴らしかった。
あじぽん

あじぽん