mh

地獄の天使のmhのレビュー・感想・評価

地獄の天使(1930年製作の映画)
-
みんな大好きマーティンスコセッシのみんな大好きというわけではないけど俺は大好き「アビエイター」で作ってたあの映画。
丁寧にキャラを立てたシンプルなストーリーで没入度高い。
戦闘機にやられる飛行船は何度もみたけど、戦闘機から逃れようと四苦八苦する飛行船クルーたちのくだりは初めて見たし、それがけっこう面白い。
とにかく軽くしろ!というわけで、観測艇は落とすし、ひともどんどん飛び降りる。
多情な女に振り回される男の純情も描いてるけど、だから女はダメと結んでないのも素晴らしい。
クライマックスは大空戦。三十機以上もありそうな飛行機がそれぞれ飛んでいるのがあまりに贅沢。CGで同じことやってもまったく感動しないのに、本物だったら震えるのはなんでなんだろうな。こっちは白黒で解像度も低いのにね。
そうそう、スタート20~30分あたりはパートカラー。
兄弟ふたりとも死ぬエンドは素直にびっくりした。
「アビエイター」でもやってたように、評論家からはくそみそにいわれたけど、大ヒットとなったのも納得の二時間でした。
いまとなっては「アビエイター」とセットで見てこの映画は完成だね。
面白かった!
mh

mh