ドーピング、ダメ、ゼッタイ
2018年90回アカデミー賞
長編ドキュメンタリー映画賞受賞作品。
ドーピング。
それは、本当に効果があるのだろうか？
自ら、ドーピングをして、その効果を検証する。
アマチュアの自転車選手の彼は、ドーピングを施さなくてもトップ20以内に入るそこそこ凄い選手。ただ、トップ10内にはプロレベルの選手がゴロゴロいるためレベルが違うのだとか。
そんな彼が、ドーピングの効果を確かめるために、自らドーピングをして検証を始める。そこで、問題になってくるのが検査をどうやってくぐりぬけるのか。そして、もし彼が検査をパスしてしまうと、他の選手もドーピングをしている可能性が浮上し大問題となる。
そこで、彼はドーピングにくわしいある一人のロシア人科学者と接触する。
ここから、この映画は急に話が変わっていく。
実は、この科学者はロシアが国がらみで行っていたドーピング問題に大きく関わっていて・・・。
ドーピングの検証をするはずだったのに、ロシアの闇に切り込んでいくことになる。
これには、プーチンもプッチンで。
ロシア、おそロシア～である。
この科学者は、命を狙われていて危険な状態。
ドーピングに関わった人物が次から次へと命を落としている。
そんな命がけの暴露話は、とても興味深く恐ろしい。
ドーピングは全て、プーチンの指示で行ったとか、どうやって検査をパスしたのか、国家の隠蔽工作。
このあたりは衝撃的な内容で、観てはいけないものを観てる気分に陥る。
何が真実で何がウソなのか、果たしてその真相は・・・。
かつて、イカロスは蝋で作った羽で太陽を目指し大空を羽ばたいた。
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