アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門を受賞したアメリカのドキュメンタリー作品。
最近もニュースで話題になっているように、ロシアに横行するスポーツ選手のドーピング。
映画監督、兼自転車選手のブライアン・フォーゲル氏は、そんなロシアのドーピング疑惑を摘発する映画製作を思い立ちます。
それは、自分自身が薬を使い、自転車レースに参加するというものでした。
はじめは「ドーピングしてレースの薬物検査をスルーできるか、実際に試してみた！」というYoutuber的なノリですが、次第にとんでもない方向へと話が進んでいきます。
最終的には予告にもあるように「このままじゃプーチンに殺される！」という事態にまで発展していくのです。恐ろしい。
そもそも何でドーピングがばれないのか？
選手たちはどうやって尿検査をスルーしているのか？
といったあたりも詳しく描いていて、なるほどこうやっているのか…と初めて知ることが多くありました。
東京オリンピックまであとわずか。
この闇が深すぎるドーピング問題が無くなる日は、いつか来るのでしょうか。
