マーウェンの作品情報・感想・評価

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「マーウェン」に投稿された感想・評価

ロバート・ゼメキス監督、スティーヴ・カレル主演のヒューマンドラマ。
皆さんもあるのではないか。
生きる希望というものが。
希望とまではいかないけども、あれが好きだからとか、将来なりたい職業があるとか、夢を追いかけているとか、子供のためにとか。
実話ベースらしく、どこまでが実話なのかは分からないけど生きることの大切さ、生きる希望を教えてくれる作品でした。
とにかく映像が凄い。
マーウェンという空想の世界での人形はどのように撮影されてどのように編集されて作られているのかが気になりました。
とても滑らかでスピーディーな映像で観てて面白かったです。
なかなかのエロさやグロさもあったりしますが。
ある映画のオマージュみたいなものが出てきた時は少しテンションがあがりました。
でも、やはり実話ベースだけあってそれ以上のものは得られずといったところ。
それでも面白く観れるし、感動できる作品でした。
そしてやはりスティーヴ・カレルは良い役者さんだなぁ。
そしてこのポスター画像、素敵だなぁ。
odo

odoの感想・評価

4.0
現実と空想の境目がなくなり、人形に感情移入するという妙な体験をさせてくれた。
TsutomuZ

TsutomuZの感想・評価

3.9
愛する人に出会えない私に対するオタクのゼメキスからのエールと受け取った。

映画を観る快楽、空想と現実をつなぐ見事な編集と演出が良い。

「めまい」のオマージュから緑は死の色だから、薬とニコルが最後に着ていた服は緑、ということで彼女の存在が怖くなってきた。
引っ越し会社のトラックはマリアンヌの原題 Allied だし。
てぃだ

てぃだの感想・評価

1.8

このレビューはネタバレを含みます

今年94本目。ゼメキスの映像に対するこだわりは流石にいつもながら凄まじいものがあって、bttfのデロリアンを思わせるタイムマシンとか、フィギュアだか人間だか時折分からなくなりそうな肌の質感だとか、凄いなぁと思う部分は確かにある。が、フィギュアの箱庭的な世界と、女どもの戦士軍団とかナチとか主人公の現実世界のバランスが、どーにも気持ちがよくない。グロテスクでしかない。これを眺めている自分を嫌いになりそうな違和感というか?うまく言葉にはできないんだが。
insomnia

insomniaの感想・評価

3.9
まずマークの周りにいる人々の優しさに感動。空想の世界がマークの心情を語っていてマーウェンは彼そのものだった。
現実と空想が混じり混乱しながら涙するマークは本当に見ていられなかった。
別に彼が悪いわけじゃない、除け者にしようとする精神や他人の所為にしたがる下らない人たちが起こしたこと。
裁判所で加害者は泣いていたけれど、事実そうだったんだろうか、もしそうなら何の涙か問いたい。
苦しい場面も多かれど、本当に少しずつ前を向いて生きる選択をしたラストに感動。何だか沢山泣いてしまった。
人形たちのストーリーだけでも一つの映画になる。始まりから流れが良く、脚本が素晴らしい。
そして、スティーブカレルに拍手を。
MizueM

MizueMの感想・評価

3.6
マーウェン 観てきました。
悪くなかったけど、本国で酷評だったのもわかるなぁ。
「悪くなかった」というのは、どこまでが事実なのかによっては私の評価も変わるから。
でも共感されにくい内容を良くぞここまで映画化したよ!
PTSDとは関係なくこういう趣味の人に女性は優しいよね。きっと。
でも女性との関わり方が少し気持ち悪かった…
ナチス兵から集団暴行を受け、有名イラストレーターだった彼は、自身の記憶を無くした。
文字を書くのもままならなくなってしまった彼は、齣撮りの人形劇で戦う勇気を得る。


映像がすごくて、人形が生きてるかのようにストーリーが進み、現実の世界に戻る瞬間のCGと実写のズレがなく映像の素晴らしさに感動しました。

主人公の空想の世界が多めなので、ストーリー的にはうーんと思うところもありました。

ですが、精神を病んでいる主人公の飲んでいる薬のファクターがデジャなのかなと想像すると作り込まれてるなとおもいました。精神を患っている演技も凄いリアルで引きこまれました。

実話を元にしているのがなんとも言えない。こういうことがあったのか…
肉

肉の感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

わたしゼメキス合わないかも
面白くなくはない

すべて主人公の主観で登場人物が動いてるみたいだった(暴行犯がなぜ裁判所の最後のシーンでマークに怯えてるのか分からなかったりした)
現実でPTSDを克服する動機付けが疑問

人形パートのアクションは面白いし、デロリアンにもあがりました

ラストはまあそんなもんだよなあ、って感じ。悲しくなっちゃうね
nero

neroの感想・評価

4.0
なんとわずか1週のみの公開でしかも15:50から1回だけ! ポスターも手を抜いてるし、おまけにパンフレットも無し!! あのゼメキス監督作品にあんまりな仕打ちじゃない? タイムテーブルもちゃんと考えてよユナイテッド・シネマ札幌サン! 本国で興行成績振るわなかったとは聞くが、いやあなかなかじんわり来る良い映画でしたぞ。
理不尽な暴力で記憶もキャリアも全て失ったイラストレーター・マークが、自分だけの世界”マーウェン”で過ごす時間を通して、恐怖の対象でしかなかった現実との折り合いをつけていく、そんなお話だが、なんと実話に基づくストーリーだという。ドキュメンタリーを見たゼメキスが映画として企画したという経緯だそうだ。

裏庭のミニチュア町マーウェンは1944年のベルギーの田舎という設定。不時着したアメリカ空軍マーク・ホーギー大尉は襲ってくるナチSS部隊から町と女性たちを守っている。出演者はマーク・GIジョーと守り守られるバービー人形の戦士たち。そして恐怖の対象としてのナチども。その情景を撮影し、写真として発表することがマーク・ホーガンキャンプ氏の今の職業であり生活だ。ペンタックスSPIIによる接写を再現した映像はとても楽しく美しい。ブライトフレームも効果的だし、彩度を上げ被写界深度を浅く仕上げた画像はデジタル加工のミニチュアモードぽくもある。ドールハウスもうまく使ってサイズ感が混乱するところも楽しい。
映画はこのフィギュア/ジオラマによる戦闘や交流の情景描写が半分(以上かも)、現実の彼を支える人々との交流が半分。というよりリアルとフィギュアとの区別など既に意味はない。人間/人形のシームレスでグラデーショナルな存在感は映画でしか味わえないエクスペリエンスだった。現実を投影した女性たちのキャラクターが皆素晴らしく、表情の細やかさも絶品。ロシア人のアナがいいなぁ。フィギュアに感情移入できる人ならば素直に楽しめること請け合いだ。

もちろん能天気なだけじゃない。暴行の引き金にもなった女性靴コレクションも合わせて、結局は認められない側の人間なのだと、どこかで自己否定しようとする自分がいる。その象徴が、一人(一体)だけ異物感を放射する人形・魔女デジャ・ソリスだ。堕落へと誘う悪魔の囁きをマークへ与える邪悪な存在で、最後はデロリアン改(マジで!)でひとり彼方の未来へ吹っ飛んで行く。(ココは最高!!) なんだが、同時にこの映画で唯一の不満がココ。何がって、デジャ・ソリスの顔が怖いっ! 儂らデジャ・ソリスと言ったら”火星のプリンセス”しか浮かばない。それも武部画伯のねえ。(泣) なぜマークは魔女人形にその名を与えたのか? 異界の存在としたかっただけなら他の名前でもよかろうに。この意味だけはいまいちわからない。ダイアン・クルーガーまんまなら文句ないんだが。あと、自分的にはあくまでも「デジャー」と表記したい!

エンドロールでは現在のマーク・ホーガンキャンプ氏本人が紹介される。持っているのはデジカメだった。そうだよねえ、銀塩の理由はないんじゃないか? これとデジャ・ソリスはゼメキスのフィクションだろうと信じたい。

不気味と捉える人もいるだろう映像表現と”クイァ”を前面に出したアンチヘイトの姿勢。映画が当たらなかった理由がここにあるのなら寂しく思う。
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