鬱映画特集
鬱ランクB
私はこれまでに観る人を不快にさせる映画、通称「鬱映画」をこよなく愛してきました。今も変わらず愛してます。
「悪魔を見た」.「アレックス」、「砂と霧の家」、「バイオレンスレイク」、「アメリカンクライム」、「子宮に沈める」…
見た結果、鬱映画マニアである私でも念を押して「良かった」と思える作品でした。
(見ている時興奮しまくって、文章がうまくまとまらない…)
田舎町の閉塞感を使ってホラー・スリラー要素を足しているところが良い。そして、最大の特徴であるグロテスク描写。正直そうでもないだろうと余裕しゃくしゃくで挑んだが、想像を遥かに超えるグロテスク描写で驚いたと同時に、ここまでやるかと、終始ニヤニヤが止まらなかった。
白い雪を使って、赤い血と肉をはっきりと映していく。このグロテスク描写が、だんだんと胸を締め付けていく。
容赦なく見せていくその姿勢、拍手をあげたい。最高のスプラッター。
「悪魔を見た」、「キャリー」のような鬱々しい復讐劇。誰もがどこにも行き場がなく、鬱屈した感情だけが渦巻いている。血肉を見ても、憎しみ、悲しみは拭えない。どうあがいても晴れることのない。この不快なストーリー、最高としか言いようがない。
演者達も素晴らしい。中学生役のみんなが本当に素晴らしい。突き刺さる奇声、狂気がだんだんと見えてくる演技。
主観的評価 45点
客観的評価 45点
90点
