噛む力がまるでない

ミスミソウの噛む力がまるでないのレビュー・感想・評価

ミスミソウ(2017年製作の映画)
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正直、心がすさみマックス。逃げ場がねえずら。愛憎の表、裏、表、裏、裏、表、裏、表、裏、裏、表。どっちが表か裏かわかんなくなる。
未読ですが、これ原作だとどうなんですかね。

(かなり奥の)地方在住者の閉塞感もテーマのひとつなのかなと。台詞でも背景でも「ここにはなにもない」とうまく表されていたと思う。唯一出てくる単純な娯楽が音楽ぐらいで。MDウォークマンひさびさ見ましたわ。

アクションとか残酷描写がどうしようもなくつまんないシーンもあるにはあるんだけど、まだ十代もそこそこの役者さんたちがああいった撮影を懸命にこなしたことには素直に拍手を送りたいです。