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ミスミソウのmarimoのレビュー・感想・評価

ミスミソウ(2017年製作の映画)
4.6
きっと不謹慎だよね...
でもね、面白かった

原作未読で、内容も良く調べずにポスターに惹かれての鑑賞

それは雪原に寝そべった山田杏奈の赤いコートと雪の白さが対極で不安定に怖くひたすらに美しかった

冒頭から行き過ぎたイジメ描写
度を超えた彼女たちの行動が酷ければ酷いほど、物語の転換ポイントでの爽快感が増すというもの

彼女の手が釘を握りしめた瞬間から胸の高ぶりが止まらない
清々しいまでの復讐モノでした

殺戮のバリエーションと、痛々しいまでの描写の数々

悪ふざけになる一歩手前での塩梅が良く、目を背けたくなる痛みと、残酷にも美しい雪と鮮血のコントラスト

野咲春花は女性版ジェイソン・ボーンを名乗れそうなほど、手近なもので確実に暗殺を実行できる殺害スキル。痛快

本作の魅力の一つは、
美形で可愛い10代の女優たちが、徹底的に残酷に壊される様が描かれている事
それが単調にならずに続いていくところ
ただただ美しい

山田杏奈の透き通る白い肌に返り血がよく似合う
紺野彩夏のスラッと細い指が切り落とされる儚さ
大谷凜香の闇に落ちてからの神々しい美しさ

監督の変態性も相まってなのか、少女たちを美しく収めた技量に拍手

ただのスプラッター作品にならなかったのは、美しい風景や映像の質によるところが大きいのかな

そして、なんとも男性陣の不甲斐なさよ