パエリア太郎

ミスミソウのパエリア太郎のレビュー・感想・評価

ミスミソウ(2017年製作の映画)
4.0
大体のストーリーはDVDパッケージの裏で読んだので
序盤のいじめ描写だけで
画面越しでどうにかして、男子も女子も含めてこのくそ高校生達の左手薬指から右足親指まで関節とは真逆の方向に曲げられないかなと本気で考えるくらいにムカついたので、早くこいつらが馬車の車輪で頬を引きずりまくられないかなと願ったものです。

今は社会的にいじめられたりはしてますが
僕は所謂イジメというものを目の当たりしたことがなくて
しかしこういう映画を見ると、嫌な記憶の蓋が開くというか
正確にいうと我関せずを地で行ってたんだなって
本当に知らなかったし、今でも信じ難いけど中学の時に自分のクラスでイジメがあったとの事実。
鈍感を通り越して、馬鹿ノータリン何も考えずに鼻くそを食べながら給食を待っていたホームルーム。
そんな記憶から、こんなハードなイジメってファンタジーの世界ではなく、自分が知らないだけで、すぐ隣には実はあるのでは無いかという妄想を膨らませ
いじめにあってる子は、いじめられっ子の顔面にありったけの正拳突きをぶちかまして欲しいなという気持ちを重ね

容赦ない復讐シーンっ最高ー!!痛快っー!!という思い見てました。
ある日のクラスメイトにとっては自分もその対象なのかもしれないと肝を冷やしながら
クライマックスは後味が悪いながら、やりすぎた者への落とし前(やりすぎだとは思わないけど!!)として仕方ないかと思いもしました。
ただ、最後のイジメはしないけど、その子の不幸が分からない人って敵の在り方はバランスがとても悪く感じました。

あと主人公が知り合いの美人奥様にそっくりと思いました。
パエリア太郎

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