みうさん

ビール・ストリートの恋人たちのみうさんのレビュー・感想・評価

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単なるラブストーリーではなく、この恋愛を取り巻く、善い人や悪い人、抗えない人種差別、愛と信仰なども描かれております。原作はジェイムズボールドウィン。原題のビールストリートに口あらばのほうが、ズバリなので、なぜこのミスリード狙った邦題なのかと…。ボールドウィンのドキュメンタリー観たのも思い出しながら観てた。ジャズのことは1つもわからぬが、音楽となんとなく幸福感を感じる暖色系の映像が良かった。時折静止画というか、スティル写真のように挟み込まれる画像や、ファニーが作る彫刻も良かった。独特のリズムがあった。脇にチラッとだけでてくるお馴染みの俳優たちがなかなか良かった。ディエゴルナのいい人でしかないビストロのマスターは特に良かった。そして、一手に観る人の憎悪を受け止めた警官のエドスクラインも、本当に嫌な感じしかしなくて好演だったと思う。私はティッシュのお姉ちゃんが好きだ。ボールドウィンの原作読みたい。アカデミー賞獲ったけど、お母さんすごくいい。こんなお母さん欲しい。お姉ちゃんも。っていうか、この家族の良さが、ナレーションのほんわか感とあいまっておとぎ話っぽいんだよね。
字幕翻訳/古田由紀子
TOHO シネマズシャンテ スクリーン1
H列