黒人だからと、レイプ犯に仕立てあげられて投獄されてしまった22歳の男の子ファニーと、彼を救おうと必死なまだ19歳の女の子ティッシュ。
ティッシュの家族は愛に溢れ、二人の助けになろうと守ってくれる。対象的に、歪んだ宗教の考えに縛られた、否定的なファニーの母と姉たち。(お父さんは素敵な人)アメリカの社会に屈したのがファニーのお母さんだったのかも。
2人が一緒になろうと部屋を探しても、黒人の入居は断られてばかり。
スーパーで、ティッシュが白人の男に言い寄られ、ファニーが怒りのあまりに男をつき飛ばせば、白人の警官がむき出しの敵意で彼を連行しようとする…
また黒人でとても美人なティッシュは、白人男から性的に嫌な目にあわされることが仕事でも日常でもある。。
これは70年代の話しだけど、今も時おり同じようなニュースを耳にする。アメリカの人種の問題はまだまだ深いんだ。
とても考えさせられた。
そして、主役の2人が本当に美しかったー。
あとは、何故予告に「やさしく歌って」を使ったのか、とにかく配給会社には物申したい。(映画の中でもエンドロールでも1秒も流れないから!)
その、宣伝の仕方のやらしさにスコアはマイナスです。本当なら4だよ。