よっひ

ビール・ストリートの恋人たちのよっひのレビュー・感想・評価

3.6
19歳と22歳。色んなことが手探りで、危なっかしくて。「好き!」っていう気持ちだけが2人を動かす原動力。だからこそ切なくって。。

現在時に過去回想を挿入するプロットなので、困難に立ち向かう2人により一層感情移入しやすくなります。

人物を真正面から映すカットがとても多い。まるでスクリーンを通して私たちに語りかけるような。気持ち伝わるよ!

ご存知の通り、本作は黒人差別もテーマの一つ。
予告編でも流れていた「俺は愛し合う人が好きなだけ」「違うのは母親だけ」という住処を紹介してくれる"白人"男性のセリフ。本作の軸の一つ。
また、香水屋さんで働くティッシュの描写もあるのですが、これもまた心苦しくなる。

キャラクターとしては、本作でアカデミー賞助演女優賞受賞のレジーナ・キング<ティッシュ(女の子)のママ>がやはり印象的。終盤に重要な役割を果たしますが、、、うーん。もどかしい!

しかしながらストーリーには、もうひと工夫欲しかったかも!
黒人差別?LOVE?など...どれも素敵なテーマなのに色々とっ散らかったままエンドロールを迎えた印象。
よっひ

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