このレビューはネタバレを含みます
個人的には、同じ黒人差別をテーマにしたという意味で、「グリーンブック」より好きだったな。
差別に負けじと生きる若者の強くて甘い恋愛映画なのは間違いない。
でも甘すぎないのがとてもよい。
これでファニーが釈放されたら?
母親の説得がうまくいって、弁護士がやり手で、判決が覆ったら?
急にハッピーエンドな映画になって、リアルさを失い、駄作になってたなと思います。
刑務所の中で仲良く話す3人。このシーンで終わったらこの映画最高だな!と思ってたら案の定フェードアウト。素晴らしい。
エンドロールの前に出る
「If Beale Street Could Talk」の文字。
あー、このタイトルはそういうことか…と。ビールストリートは当然口を利くことはできないけれど、彼らの愛もひどい黒人差別の仕打ちも見ている。
もしビールストリートが話せたら…。