キャットトレイ二ング

ビール・ストリートの恋人たちのキャットトレイ二ングのレビュー・感想・評価

3.6
始まった瞬間からため息が出るような美しさ。まっすぐこちらを見つめる眼差しと染み入る感情にあたかもその場にいるように没入してしまう。
人種差別、理不尽な社会に決して屈しない、静かでタフな純愛。現代にも通ずる夢物語じゃないラブストーリー。

70年代ハーレムを舞台としたファッション。パキッとした色使いや柄が本当にお洒落。

バリー・ジェンキンス監督、知的でユーモアがあって素敵だった✨映画化が決まっていないのに脚本を書き上げたことや、鑑賞者に感情の揺らぎが伝わる表現に重きを置いていること、登場人物のキャラクターに合わせて原作から音楽をガラッと変えたことなどが印象深かった。