koyanagiyamato

スリー・ビルボードのkoyanagiyamatoのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
3.6
不規則な動きを見せる振り子の様に、ゆらゆらと予想のつかない方向へと転がる物語、次々と登場する頭が悪く信用ならない男女、監督の前作『セブン・サイコパス』同様、はっきりとゴールは見えているのだけれどもルートはまったく見えない、そんな迷いの森。
だけれども、サム・ロックウェルもフランシス・マクドーマンドも、登場人物はみないい顔をして、みな愛おしい。

参ったなぁ。
段々と楽しくなってきたよ。
そう思ったらエンドロール。
彼らの行く末をもう少しだけ、見守っていたかった。
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