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スリー・ビルボードのncccoのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
3.5
東京国際映画祭で。
冒頭と終わりに町山さんの解説があって、めっちゃ為になった。
観客の人が参加してのQ&Aも、もう皆さんすごい映画オタクでビビりました 私はもう、ポカーンと口開けて聞いてただけ。笑 みんなすごい。。

私は細かいことまでわかりませんが、すごーく「アメリカっぽい」そして「男の人が好きそう」な映画だなというのがまず感想。そしたらこの監督イギリス人だそうです。

全く先の見えない展開、こうだと思ってたのにそれが悪いほうに裏切られたりそう思ってたらいいほうに裏切られたり。ラストに至るまで何がどうなるかわからないストーリー。すごい。それでもほんのりとした希望なのか救済なのか、ほのかな光が見えた、気がした。

はっきりした答えが欲しい人はもやもやするかもしれないけれど、ラストに至るキャラクターたちの生き生きとした表情を、いつの間にか芽生えた信頼感と友情の強靭な繋がりを、見よ、、!!
形になるものだけがすべてじゃないと励ましてくれるような勇気あふれた作品。

とにかくニコリともしない極上のビッチを演じた主演のフランシスの迫力がすごい。あと警官役のサム・ロックウェルがめちゃくちゃ光ってます。初見がすべての作品なので、前知識なしでの鑑賞をお勧めします。
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