もとや

スリー・ビルボードのもとやのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.7
凄かった。楽しみにしてただけあった。見終わった後、心臓がうまく動いてないようなフィルターがかかってるような、そんな気持ち悪さだった。と同時にどこか澄んでいてこの二面性は映画の中でも表されていて鑑賞者の感情までもうまくコントロールされているようでため息しかでない。

脚本、音楽がズバ抜けてよかった。それに加えて主演者3人の圧倒的演技力、脇役のシメ方も緩急をうますぎるくらい使い分けてて劇中のブラックジョークもそうだがなんとも複雑でバランスが悪いようで良い映画。レッドが…。妻意外とふくよかだった。華奢美女かとおもてたが、でも良いエロい。して19才サイコー(笑)キャラたちも非魅力的なようで魅力に溢れてる。観る者の日常への問い掛けだ。寝不足で行ったがギンギンに目が覚めた。目が離せない超展開!!ってわけではないのだが爆発力が凄い。じわじわ染み入るように驚きの展開を物語は見せていく。

ラストはここでも2つの感情が生まれた。驚きと安堵。なんかわかんないけど終わって欲しくなかったけど気持ち良い気持ち悪さで終了。タイトルにスリー入ってるしプラスで賞賛のお気持ちが生まれたということで感想文とさせていただきます。

間違いなく見るべき。包まれる。
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