さき

スリー・ビルボードのさきのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
5.0
すごい好きだった。せっかくラッキーでプレミアムエコノミーに座れたのに、全然くつろがないで、前傾姿勢でモニターに釘付け。

私はここまでの田舎町に住んだことがないので、街中があの人の状況を知ってるとか、こんなことするのあの人しかいないってわかっちゃう感じとかは体験したことがなくて、恐怖を感じました。なんでもお見通し的な感じが。

やるせない気持ちがいろんな方向から錯綜しあってて、この映画を観ている間、登場人物の誰の味方にもなることができなくて、誰かの気持ちに感情移入したわけではないのだけど、ラストの方で自然と涙がこぼれてて、言葉で言い表せない不思議な気持ちになりました。

あの含みをもたせたラストも最高に好きです。
さき

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