カントリーソングが抜群に似合う
アメリカはミズーリ州の田舎町
地元の人曰
「迷ったヤツかボンクラしか通らない」道に突然現れた広告
それは娘をレイプされ殺された母親から、捜査が進まないことへの苛立ちを露にした、地元警察への抗議だった。
母親の犯人を見つけたいという善でも悪でもない純粋な思いが、静かな街や自身の家庭を少しずつ壊していく。
粗暴な警官は、平穏な(怠惰な)日常を広告によって壊され、余計な心配事を増やされた腹いせを撒き散らす。
警察署長は余命幾ばくもない状態の中、抗議を受け、手掛かりの無い事件と残される家族に苦悩する。
三者三様の苦悩
ある人物からの手紙で
登場人物達の心情は違う方向に進んで行く
物語自体は淡々としてるのに、観ている側は登場人物達の心情の変化を読むのに忙しい。
過度な演出が無い分ブラックユーモアが良いバランス
涙のキーワードはオレンジジュース
