娘を失った母ミルドレッドが今は使われてない3つのビルボードを使って投げかけた
“私の娘はレイプされて殺された”
“犯人はまだ捕まってない”
“ウィロビー署長は何をしているの?”
この文言。コレを建てたことによって、このミズーリ州の静かな田舎町エビングでの物語が静かに始まった。
予告だけの前情報だけで挑んだのですが、観てて本当に「この映画は今どこら辺で、どこに向かっているのだろう?」と思うほどに展開が読めない。笑
ブラックコメディと家族ドラマを融合させた映画。
主人公は母親ミルドレッドかと思ったが、実はこの映画の舵を握る人物はもう2人いる。
それが田舎町エビングの人望厚き警察署長のウィロビーとその部下で差別的で暴力的なディクソン。
この挑発的な看板を建てたことによる人々の動きを特定の人物主観で見るのではなく全体的に客観的に見せられてる感じ。
ミルドレッド「犯人がいつまでも捕まらないのは警察の怠慢のせいよ。ウィロビー署長の責任よ。」
ウィロビー「我々は一生懸命やってるんだが、犯人に繋がる証拠が見つからないんだ。申し訳ない。」
ディクソン「こんなクソみたいな看板建てやがって、署長をバカにすんな!」
…とこんな感じでそれぞれの物語が進んでいくが、次の展開がどうなるかがわからない。笑
ネタバレしたくないんで、本編にはあまり触れませんが。
とりあえず、ただ淡々と物語が進んでいく。
ただ笑えるシーンもあり暴力あり、心温まるシーンもありで退屈しないで観れてしまう。
(もちろん個人的なんで、全員ではない笑)
とりあえず観て取れたのは、“怒り”と“優しさ”の表裏というか…。
“人間てのは見た目、その場の言動だけではその人のことは分からん”てことを言ってるような感じがします。
とにかく非常にネタバレせずには説明のしづらい作品。笑
とりあえず、オレンジジュースのシーンは凄くホッコリしましたね。( ̄▽ ̄)笑
そしてこの3人には、それぞれの場面の時に掛かる曲があるんですが、それがまた印象的でした。笑
すごく人間クサイ映画!
観終わって自分の中にジンワリと広がっていって、なんか頭に残る映画でした。
頭ん中を真っさらにして見てください!^_^