ぷぅちん

スリー・ビルボードのぷぅちんのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
5.0
娘を惨殺された母親が、犯人の手掛かりを掴めない警察に業を煮やし、3枚の巨大広告看板を設置した事から巻き起こる騒動を描いた群像劇。

はい、素晴らしく面白いです。
外国人の演技力というのは、よー分からんのですが、役者陣の熱演ぶりが伝わってきました。

テーマは重苦しいですが、ブラックユーモアも散りばめられていて、思わず笑ってしまいそうな場面も結構あります。

主人公の言動がかなり面白くて、言葉遣いも荒っぽければ、行動もクレイジーで目が離せません。
しかも主人公だけでなく、マザコンでレイシストの警察官、暴力的な元夫とヤケに早口な元夫の若い交際相手などなど、みんなクセが凄いんじゃぁ〜って感じです。

ストーリー展開も全く読めず、印象悪く描かれていた人物も、後半その印象がさらっと覆るような演出や展開があって、それがとても巧みで心地良くて。

感想書いてる間に、じわじわとまた面白さと感動が込み上げてきましたわ。
2回目見ようかな。
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