今年公開の映画で最も観たい作品だった。
予告編から醸し出される、、「ビターな社会問題をはらみながらも、どこかコミカルでハートウォーミングなヒューマンドラマ」といった雰囲気（先入観？？）が私のココロを捉えたからだ（笑）。
ところが、実際に観てみると全く異なる内容の映画だった。しかも、私の高い期待値を遥かに超越する大傑作だった。とにかく凄い。
この映画、全く社会的なテーマなど孕んでいない（笑）。ちょっと風変わりな登場人物たちの実に”私的な”物語なのだ。それでいてどこか寓話的。もう、、”ザ・劇映画”！！って感じなのだ。
とはいえ、一つ一つのシークエンスは結構リアルに描写されている点も心憎い。
また中盤には、、もうとても信じられないような展開が待ち受けている。
サスペンスフル、という意味ではない。
ただ、こんな突拍子もない変化球を投げて、この後どうするの？？
と観客に”おせっかいな”心配までさせてしまうほどトリッキーに映るのだ。
ところが、本作はそれを見事にラストに向けて収束させている。
ほんと見事としか言いようがないのだ。
私のオールタイムランキング（ちゃんと纏めたこと無いのだが 笑笑）に確実に影響を与える作品。
素晴らしい！！
本作の動画レビューもUPしました！ぜひご覧ください！！
https://youtu.be/qyXY60b603s
