劇場鑑賞【4】
娘がレイプされ焼死体でみつかって7ヶ月、一向に進展しない捜査に痺れを切らした母親のミルドレッドは3つのビルボード(広告)に警察への批判文を載せるが………。
アカデミー賞にノミネートされている本作。
面白かったー。こりゃ傑作。
脚本が素晴らしい。
面白かったんだけど感想を何て書いたらいいのかわからない……。
皆さんおっしゃるように話が進むにつれてどんどん展開が変わっていき、先がまったく読めない!
誰がいいやつで誰が悪いやつなのか?
ずっと画面の中にのめり込んでた。
キャスト全員見事な演技!
フランシス・マクドーマンドは流石の貫禄。
彼女の作品は『バーン・アフター・リーディング』しか観たことないので正直他の作品と比べることできないけど、怒りと悲しみを全身で体現していてミルドレッドに同情していいのか、やりすぎだと非難するのか自分でもわからなくなるくらいの熱演。
暴力的な警官をサム・ロックウェル。
今年の助演男優賞はサムで決まりでしょってくらいの仕事してた。
とても難しい役だったと思うが、完璧に演じてましたね!
ある事件を機にサム演じるディクソンが変わっていくんですが、それが物語においてかなり重要になってくる。
ディクソンお前はいい警官になれる。
オレンジジュースは泣けた。
人望厚い署長ウィロビーはウディ・ハレルソン。以外と出番少なかったが、めちゃくちゃいい演技。
手紙はジーンとくる。彼の選択もまた周りの人たちに転機をもたらす。
ウディ・ハレルソンにもオスカーあげたいくらい。
広告店のレッドにケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。
『ゲット・アウト』のあのヤバイ弟役の人ね!
元からああいうしゃべり方なのかね?
生意気な若者を怪演。
とまぁ映画の感想ほとんど書いてないですが(笑)、この物語がたどり着く先は誰かにとっての幸せなのか?復讐なのか?
切なくも狂気すら感じるなんとも言えないタイプの作品。
とにかく見応えたっぷりの傑作でした!