娘を惨殺した犯人がなかなか捕まらない事に業を煮やした母親が、町外れの看板に地元警察を批判する広告を出す…。
看板をめぐって綴られる様々な人物の視点を通した物語にクスッとしたりウルッとしたり。その神の視点が登場人物の心情、信念の崩壊と再構築をより感動的に映し出しています。
登場人物もみんな魅力的。ストーリーと同じで皆さん少々ズレてる。そんな曲者を演じた名優たちは超がつくほど素晴らしかった。特にサム・ロックウェル。詳しくは話せませんがハートを鷲掴み！されました。
殺人事件から始まった一連の出来事なので雰囲気はズッシリとしてますが、ユーモア溢れる展開やセリフとセンスある音楽（タイミングも完璧！）で、テンション高めの不思議な精神状態での鑑賞でした。
「人間なんてそんなもんじゃねーの！？」
相田みつを的な素敵なメッセージを受け取ったような気がします。
怪作！傑作！おススメです！
