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スリー・ビルボードのVITALIZEmovieのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
3.7
観ました。

⭐スリービルボード

最愛の娘を殺害された母親が未だ犯人逮捕に至らない警察を批判する3枚の広告板を設置したことから事件が起こるクライムサスペンスです。本作はベネチア国際映画祭で脚本賞、トロント国際映画祭では観客賞に輝いています。

そうですね、この映画に何か賞を贈るなら脚本賞か作品賞かなぁというくらい受賞に納得のいく面白い映画だったと思います☺

この映画にはいくつもテーマがあってその中の1つが「怒りが怒りを来す」というテーマなんですけど僕は自然とそれを主軸に観賞していました。

娘の母、兄弟、父、批判された警察、警察署長、街の人々、それぞれの怒りがあって怒り所があって、主人公とか脇役とかも敵も味方もなく誰もが怒って仕方ない環境下で怒り合っていきます。

実際のところ怒りをぶつける相手は犯人のみなんですけどそれが見つからないとなるとこういう連鎖が起こるのだろうと切なくもなります☺

登場人物それぞれの立場からも見やすくて、この手の映画にしては感情移入しやすかったですね☺

中でも警察署長が神キャラでね、
結構泣かされました😢👍🏻✨(笑)

今年もこうして考えされられる映画に出会えてありがたいです☺

ってことでね、スリービルボードは、
観る人の視点によって様々な気持ちを受け取ることができる、こういう映画だ!と断言出来ない、曖昧で美味な映画でした☺👍🏻✨

そしてね、この街に半沢直樹がいなくてほんとに良かったと、心から思える映画でした☺(笑)
いたらもう倍返し倍返しでえらいことになってましたよ、きっと(笑)