健多郎

スリー・ビルボードの健多郎のレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.5
怒りは怒りを来すはなし

娘を殺された母親が警察への怒りを込めたメッセージを書き込んだ3枚の広告看板
この看板が原因で母親、警察署長はもちろん、様々な人物の感情が激しく揺れる

新年早々とんでもないドラマに出会ってしまった
区切りなくラストまで突っ走る事のできる映画ならではの激しい脚本、ドラマではやれない内容でした
ドラマというジャンルなら間違いなく今年のベスト候補です

タイトルであるスリービルボードとは別の、愛に溢れた3枚のメッセージ
このメッセージにより更に激動する展開が素晴らしかった
確かに怒りは連鎖していくものですが、愛や勇気のようなクッサい感情だって連鎖していく事を忘れずにいたいですね
健多郎

健多郎