ツネイシ

スリー・ビルボードのツネイシのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.2
レイプされた上に焼死体となって
発見された娘。

犯人が捕まらずに7か月が経過し
捜査に何の進展もない。

母親は警察署長ウィルビーを
挑発するメッセージを書いた
3枚の広告看板(スリービルボード)
を出す。

ウィルビー署長は紳士的で善良、
市民にも愛されているし、捜査
もおざなりにしてはいない。
しかもガンに犯されている。

そんな署長を結果が出ないだけで
責めたてるヒロインのミルドレッド
を好きになるのが難しかった。

が、彼女は思い込みが激しくて
事件に関しては容赦ないけど
根は善良で公平な人である事と
無理して自分を奮い立たせてる
ことが描写されて少し共感出来る
ようになった。

彼女の格好の標的である
レイシスト馬鹿警官役の
サム ロックウェルも
粗暴でアタマ弱い感じで
典型的なやな奴なんだけど。

あるキッカケで彼は劇的に
変わっていき、ラストでは
好きになって終われた。

ラストにインパクトがある映画が
大好きなので、序盤からは全く
予想も出来なかった素晴らしい
場面を見せてもらえて大満足。

映画のその先もどうなるかが
ハッキリ見えてこない感じも
素敵です。
ツネイシ

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