3枚の広告看板が立てられたところから、物語は始まる。
娘を殺された母親の怒りは犯人を逮捕出来ない警察に向けられた。しかし、警察はそれなりにきちんと捜査をしていたし、ウィロビー署長は本当にとてもいい人で、母親もそれを知っているはず。わかっていても怒りはおさまらないのだ。
単純な復讐物語ではない。心の中に沈殿しているどうしようもない思い、湧き出てくるやり切れなさ…。
怒りは怒りを来す。
母親の怒りは、ろくでなし警官ディクソンにも引火し、ふたりの怒りは激しく色んな人へ飛び散っていく。
母親にはそこまでするか⁈と驚きを感じ、ディクソンにはそこまでするか⁈💢と嫌悪感を感じた。
このふたりが、この映画がいったいどこへ向かうのか最後まで心配で心配で仕方なかった💦
本当はふたりとも1番自分に怒っていて、自分が赦せないのだろう。誰が彼らを救うのか、本当に救われるのか…。
最後ふたりのとった行動、ふたりのかわした会話。
いい終わり方だった。3人の演技も凄かった✨心に残る映画になりました。
息子がとてもいい子で、泣きたくなる。息子の為にもう少し心落ち着く事は出来なかったのだろうか。