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スリー・ビルボードのガクのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.0
この映画、同じ立場のキャラクターは誰一人出てこず、アメリカ社会の縮図のように、それぞれが別々の立場に立っていた。登場人物の設定の深さがいい。子を失った母親、がん患者、マザコンなど出てくるが、よくある設定に終始してなかった。背景を抱えた上で、それはあくまで人生のある時点からそうなった訳であるから、物事の判断時には元の性格が出て、それがキャラにリアルさを与え、濃厚な人間ドラマになっていた。
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