すごい映画。圧巻でした。
登場人物の心情の変化がものすごく伝わる演技力と構成に脱帽。
内容としては、登場人物の精神の成長。そして、相手の行動を憎んでいても、相手を憎んでいるわけではない。所謂『罪を憎んで人を憎まず』の精神がアメリカにもあることに感銘を受けた。
また、人種問題というアメリカの影がわりとよく伝わるなと思った。ミズーリみたいに白人が多い地域はやっぱり根強く人種差別が残っているのかな?
そういったアメリカ事情は無視しても、人を殺しに行こうって時にあの穏やかさは衝撃だった。でも、それが全く違和感がなくて、作品としてのすごさを感じた。
そして、音楽もちゃっちくてハデなだけの音楽をシーンの変わり目に流す低レベルな演出ではなく、重厚感のある音楽はストーリーの深刻さを際立たせていて素晴らしかった。
久しぶりの上級映画でした。
すごすぎる作品で評論が拙くてすいません。