2月16日鑑賞
友達に勧められたのがきっかけ。本当に感謝。
ミズーリ州の田舎町。7か月ほど前に娘を殺されたミルドレッド（フランシス・マクドーマンド）は、犯人を逮捕できない警察に苛立ち、警察を批判する3枚の広告看板を設置する。彼女は、警察署長（ウディ・ハレルソン）を尊敬する彼の部下や町の人々に脅されても、決して屈しなかった。やがて事態は思わぬ方へ動き始め……。
(シネマトゥデイより)
予告編を見て、いやーな気持ちになれる映画なんだろうなーって思ったら、見終わった後こんな気持ちになるとは思わなかった。
ミルドレッドの顔が完璧。相手がどんな行動をとっても「はーん、そう来るのね」と言いたげな顔をするキャラに完全にマッチしていた。絶対に近づきたくないけど、気持ちはすごい分かるんだよねー。
もちろんミルドレッドだけじゃない。所長やチンピラ警察官、広告屋の兄ちゃん、元旦那の彼女・・・誰もかれもが完璧で挙げればキリがない。めちゃくちゃキャラが濃いんだけど、実在感がある。だからお話にリアリティが生まれてる。
洋画を見てて"Don't judge me."って怒る人を良く見るけど、この映画は誰のこともジャッジしてない。だから、話の落としどころも正しい。終わり方もめちゃくちゃ好き。
不穏な空気が充満する映画としてとても面白いのに、その先まで見せてくれた。映画に欲しい要素が全部入ってた。
見終わった後「人は変われるのかもしれない」って本気で思えた。そのことが本当にうれしかった。
