抱きしめ亭トゥナイト

スリー・ビルボードの抱きしめ亭トゥナイトのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
5.0
大傑作でしたね。
西部劇と北野映画の匂いを漂わせながら、心地よく裏切っていくシナリオと演技は圧倒的ですらありました。

ミルドレッドが大事な話をするときに乗るブランコのように、前に進むでも無く、後ろに下がるでも無く、揺れながら、とはいえ誰かとシンクロする訳もなくズレたまま。
最後の無人のブランコと音楽、そしてセリフが、今のメッセージとして深く心に染み込みました。