このレビューはネタバレを含みます
怒りが怒りを来す
終わり方にわかってる!!!って賞賛したい。
娘をレイプされて殺された時点で母親にとってハッピーエンドなんて有り得ない。それが分かってるいい作品だった。
署長の手紙により変わっていくミルドレッドとディクソン。
愛とは?優しさとは?人を許すとは何か?って考えさせられた。
署長は本当に素晴らしい人だったし、彼はまさしく愛の人だった。
病院でのオレンジジュースのシーンでストローの向きを直してあげるシーンは許しや優しさを感じた。
そうして変わって行ったディクソンが最後にミルドレッドの告白に対して許しを行う…素晴らしいと思う。
ミルドレッドもまた、ディクソンを許し感謝の言葉を述べるシーンがあって、心が軽くなった。
最後のシーンは本当によく出来てて、結末は分からない。2人がどんな答えを出したのかはわからないようになってる。でも2人の表情や声色、まとう雰囲気からなんとなくわかる。
すごくいい映画だった。
番人受けはしないだけろうけど、私は人に勧めたいなって思う。