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スリー・ビルボードのMのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
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ゆっくり、ジリジリと、だけど行動の1つ1つが大胆で衝撃的というか。
映画がスタートするとなんとなく犯人探しが始まった気がするのだけど、最後にはそういうことじゃないのだと思った。そこが最重要ポイントではなかった。
私は観察力があまりないので色んな人の感想とかを読んでると、人間性の裏表だったり看板の裏表だったり、あ〜そういう見方もあるんだと思うともう一度見て見るのも悪くないかなと思った。

主演のフランシスマクドーマンドはかっこいいし怖いし凄いんだけど個人的にはサムロックウェルのあの長回しシーンがやっぱすごいと思った。あの瞬間は客観的なような主観的なような気持ちで、見ちゃいけないものを見てしまったような、でももう止められない狂気みたいなものがスクリーン中に蔓延してて。息するのも忘れてた。
とりあえずディクソン火事に気付かないのはマジの馬鹿なんだと思った。でもその後の行動に泣いてしまった。

脚本が評価されてるのがよく分かった
展開が読めない
読めてたと思ってたらすぐ方向転換される感じ
個人的には結構好きな作品
わー感動!泣いた!って感じでもないし結末もスッキリするわけではないかもしれないけど、脚本的な面白さが際立ってた!
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