久しぶりに面白かった!と言える映画だった。
主演のフランシス・マクドーマンの自然体でありながら、娘を守れなかった後悔を背負い続ける母親役はアカデミー賞受賞も納得の演技力。
母親は娘の無念をはらそうと、真犯人をもはやモラルなどお構い無しで信念のもと自力で探す。
自分への自信のなさからなのから偏見の塊のサムロックウェル演じる警察官。
キャラクターの設定がしっかりしており、無駄な役柄がなくスッキリまとまっている。
憎しみと愛をひしひしと感じる作品で、ラストも展開を鑑賞者へ憎しみとは、許しとは、と考えさせられる。